アルキメデ・セグーゾ(1909–1999)は、ムラーノを代表するガラス作家。セグーゾ一族の出身で、Seguso Vetri d’Arteで中核を担ったのち、1946年に自らの工房Vetreria Archimede Segusoを設立。伝統技法を刷新し、フィリグラーナやレティチェロ、メルレット(レースガラス)、ソンメルソなどを駆使して彫塑的で有機的な造形を切り拓いた。1950年代の“Merletto”シリーズや動物像、抽象的オブジェが代表的。ヴェネチア・ビエンナーレやミラノ・トリエンナーレに出品し、作品はMoMA、ヴィクトリア&アルバート博物館、コーニング・ガラス美術館などに所蔵。20世紀ムラーノガラスの革新を牽引したマエストロ。


