春日大社は王朝文化の宝石箱! 春日大社には、平安時代から連綿と続く祭礼があり、また祭礼に使用する祭器具や伝統的な装束など、あらゆるところに雅やかな王朝文化が息づいています。さらに社殿に納められていた神宝類もそのほとんどが平安時代後期(12世紀)まで遡るもので、中には藤原摂関家によって当時の最高峰の技術と贅を尽くして制作されたものが数多く伝わっています。京より遠くはなれたところにあるにもかかわらず、春日大社に王朝文化がのこっているのは、藤原摂関家をはじめ皇室から篤い信仰を受けていたことがその背景にあります。 本展覧会では当社の古神宝類を中心に王朝時代の美術工芸品と、これらを現代の優れた名工たちが復元した品々をご紹介します。神宝の制作当初の姿から当時の工人の高い技術力と意匠の表現やデザインのセンスに注目してください。また工芸品のみならず競馬(くらべうま)や舞楽などの王朝文化を描いた絵画作品なども合わせて展示します。王朝時代の春日信仰の美と王朝文化の極致をぜひご堪能ください。 奈良県指定文化財 競馬図屏風は修理後初公開です。