一関恵美 墨画展 <千貫乃風 sengan no kaze>
一関恵美 墨画展 <千貫乃風 sengan no kaze>
2025/07/13(日) - 2025/10/01(水)
墨画松島風一関恵美伊達政宗蓮墨色日本酒ラベル仙台国宝
2025/07/13(日)-10/01(水)
概要

「松島を素材にした墨画展を瑞巌寺で開催しませんか」というお話を頂いたのは、一昨年の夏の終わりのことでした。その後、何度も松島に足を運び打ち合わせを重ねましたが、肝心のテーマがなかなか決まりません。ある日の打ち合わせは雄島で行われました。石碑の苔落とし作業を行なっている最中、心地よいさわやかな風が雄島を吹き渡っていきました。その風が通り過ぎてすぐ、担当の尾暮学芸員より「〈風〉にしましょう!」とテーマが提案されました。これまでも、絵画・書・漢詩・文芸等、さまざまな形で表現されてきた「松島の風」。一説によれば、伊達政宗公は松島湾頭にある千貫島を「値(あたい)千貫即ち一万石」と高く評価したそうです。また、俳人・滝川愚仏は松島を訪れた際に「松島の風には千貫の価値がある」と詠んでいます。目に見えない「風」をテーマに、との依頼に、墨画で心する〈意連(いれん)〉という言葉が浮かび重なりました。墨を磨り、和紙に載せる。〈墨色と白〉の日々の積み重ねが今に繋がっていることを実感するとともに、この度の御縁に深く感謝申しあげます。皆さまの元へ、〈千貫乃風〉が届きますように、と心をこめて制作した墨画を、お時間の許すかぎり、どうぞごゆっくりご観覧ください。
