ものの数量や分量、あるいは順序や回数をあらわす数字は、わたしたちの身のまわりにあふれています。古美術作品の名前にも数字をともなうものが少なからずあります。それらの数字には意味があって、その作品の特徴が端的に示されています。けれども数字が意味する内容は一様ではありません。形そのものや形式、技法や組合せ、さらには風俗や思想にかかわるものまでさまざまです。そのため、作品名の数字に注目することがその作品の理解を深めることにつながるのです。かぞえうたのように数字をたどりながら、気軽に楽しく鑑賞していただきたいと思います。