飯田美穂の個展。昨年韓国・ソウルで開催された「dot /・/ てん」を出発点とし、それを東京という別の場へ移し替え、再構成して提示する試み。展示作品や要素を一つのまとまりとして捉え、足し引きしつつ別の文脈へと移すことで「うつし」の意味を探る。制作は依然として既存の絵画をモチーフに、イメージが形を変えて現れる過程や、点や線が像を説明するのではなく、絵具と結びついたイメージと物質・行為の間を行き来することを追求する。今回の展示も、記憶とイメージが何度も呼び返され、移動を繰り返すという作家のテーマを春の訪れとともに提示する。