今から約千年前の平安時代中期、紫式部によって生み出された『源氏物語』は、時代を超えて読み継がれ、貴族から庶民まで身分を問わず多くの人々を魅了してきました。そして歴史画家として有名な守屋も、『源氏物語』に魅せられた一人でした。 最晩年に描いた≪花源氏≫では、源氏物語54帖の世界を表現するため、平安時代から変わらぬ花や植物を求めて、野外を歩き、花屋を巡り、修業時代の素描をひもといて描き上げたというエピソードも伝わっています。 またライフワークの一環として描いていた『扇面源氏物語』は源氏物語の場面を130点の扇面として描きました。 今回の企画展では、それらの作品を展示します。 ※ 『扇面源氏物語』は会期前半と後半で入れ替えをします。 前半の展示(源氏物語のうち「桐壺」〜「胡蝶」)は8月19日(月)までです。 8月21日(水)からは後半の展示(源氏物語のうち「蛍」〜「夢浮橋」)となります。