漆工品や金工品、陶磁器などの工芸作品には、時に異なる素材が巧みに組み合わされています。文様を彫り、別の素材を嵌(は)め込む象嵌(ぞうがん)や、貝片を漆器や木地に嵌めたり貼ったりして装飾する螺鈿(らでん)は、作り手の卓越した技術の結晶です。また様々なものを収める箱も木の組み方や収納の仕方に工夫が凝らされ、隙間なく嵌まるように作られています。 本展では数ある工芸技術の中でも、こうした素材や形がぴったりと組み合わされた「ハマる(嵌る)」側面に着目し、工芸作品の様々な姿や秘密に迫ります。「ハマる」をキーワードに、工芸作品の輝き続ける魅力にもハマってみてください。