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大分市美術館

行く先の眺め

2024/04/17(水) - 2024/07/15(月)

2024/04/17(水)-07/15(月)

本展では、当館のコレクションの中で、旅先の風景にまつわる作品を紹介します。明治時代以降、洋画家の多くが油彩画の技法や表現を摂取するために欧州を目指しました。また、ある作家は異国の地を取材することで制作を進めました。今でこそ、渡航は旅客機や便利な機器の登場で比較的気軽にできるようになりましたが、本展で紹介する作品が制作された当時は、大変な労力がかかり、芸術家達が異境の言語や生活の違いに苦しんだことは容易に想像できます。その末に見た本邦と異なる風景は、画家の感性に影響を与え、旅は画業の大きな転換期になることがありました。 たとえば、大分市出身の洋画家・佐藤敬(1906-78)は生涯に二度、フランスに渡ります。1930(昭和5)年からの約4年間は留学のため、太平洋戦争直後の1952(昭和27)年には海外渡航が難しかったにも関わらず、2度目の旅立ちを果たします。その際に制作された風景画には、表現を模索している様子がうかがえます。 旅先での彼らの心境に思いを馳せながら、画家たちの個性が光る表現方法をお楽しみください。