優れた色彩で人々を魅了し、世界的な活躍をみせる現代アーティスト・フランシス真悟の国内初となる大規模個展を開催します。アメリカ・サンタモニカ生まれのフランシス真悟は、日本とアメリカをルーツにもち、幼少期より色彩がもつ豊かさに触れ、色彩が人にもたらす知覚体験について探求しつづけてきました。絵画によって何ができるのかを自身に問う姿勢のもと、何層にもおよぶ色の重なりや、色彩の微細な組み合わせによって、崇高で静謐な絵画空間を創り出します。 代表作ともいわれる「Interference」シリーズは、絵画の顔料に含まれる粒子に光が反射し、観る人の角度より様々に表情を変える作品として知られ、シリーズの一つとして昨年、銀座エルメス フォーラムで7mにもおよぶ壁画作品《Liminal Shifts》を発表。ガラス造りの展示空間に差し込む自然光を受け、刻々と姿を変える神秘的な作品は大きな話題を呼びました。 哲学的な思想のもと青一色で塗りこめた画面により瞑想的な空間を創り出す「Blue’s Silence」シリーズ。二次元の絵画の中に多次元な世界をイメージさせる「Infinite Space」シリーズ。ロサンゼルスでのコロナ禍の閉塞的な状況に抗うかのような思いで描いた、鮮やかな色彩による日記ともいえる「Daily Drawing」シリーズ。人々を包みこむドローイング・インスタレーション「Bound for Eternity」シリーズなど、1980年代の初期からの多様な絵画作品、約100点が一堂に会する貴重な機会となります。 さらに、本展のために当館の自然光が差し込む展示空間を活かした作品約10点を新たに発表。 絵画のメディウムを実験的に扱い、色と空間を冒険するかのように作品を制作する注目の現代アーティスト・フランシス真悟が湘南で放つ唯一無二の絵画空間をぜひご体感ください。 上画像:《Four Thousand Weeks》 2022 Oil on canvas 53x53cm Private Collection Photo by Keizo Kioku