描かれているのは、旅した場所やそこで出会ったもの、そして極めて個人的な事象です。 制作の核は、湧き上がる違和感を紐解きながら、保留しつづけること。 それらを絵画の枠に「しつらえる」行為は、企てた本人さえ忘れていた悪戯のような、幼い頃の思考の原点に繋がっています。 本展では、作品とともにそれが拠り所とした実在する場所の名前を 記します。 固有の役割や文脈を持つものに、相容れない別の意味や時間を重ねること―――その摩擦を感じながら、互いの距離を測り続けています。 小展示室では、「Self-Introduction: via others' voices」と題し、他者の言葉を借りて自己紹介を試みます。
