この度、MISAKO & ROSENではフォトグラファーの森本美絵の4度目の個展を開催いたします。本展「徒花の唄」を構成する新作の写真は、2018年の個展「Territory」で発表された作品と形式は似ていますが、彼女の制作活動における大きな転換を示しています。新作はライカのフィルムカメラで撮影されており、これまで使用してきた中判カメラとは対照的に、被写体に対し焦点がより当てられる一方でブレやすくもあります。これによって、彼女が以前は避けていたある種のカジュアルさを新作ではある程度受け入れています。また、イメージがペアで展示されることによって、彼女の制作に物語性を取り込もうとする姿勢が控えめではあっても明確に示唆されています。