長谷川潔(1891-1980)は荻須高徳(1901-1986)と同時期にパリに滞在し、フランス文化勲章を受章するなど高い評価を受けた版画家です。 西洋の版画技法を学び取るだけではなく、現在でも再現が難しい特殊な版画技法を次々と生み出し、その卓越した才能は早くからフランス画壇で大きな注目を集めました。 本展では、刷り上がりに強いこだわりを持つ長谷川自身によって選び抜かれた京都国立近代美術館所蔵の版画62点と油彩画4点とともに、長谷川の言葉を展示します。常設展示室で同時開催する荻須高徳展の荻須の言葉と合わせてご観覧いただくことで、二人が生きた時代や、各々の価値観、そして自己の芸術を見極め昇華させていった軌跡を紹介いたします。ぜひご覧ください。