本展では、岐阜県美術館を会場として山本芳翠および関連作家の作品約200点を展示します。また、特別協力として皇居三の丸尚蔵館が収蔵する皇室に伝来した芳翠の作品も併せて展示し、皇室と岐阜をつなぐ明治洋画の世界をご覧いただきます。 明治10年(1877)の第一回内国勧業博覧会で花紋章となり、宮内省買上を受けた《勾当内侍月詠之図》は芳翠初期の最も重要な作品であり、本展で初公開となる作品です。 また、伊藤博文より明治天皇に献上された《崇元寺舜天王之廟》をはじめとする九州・沖縄連作、明治27~28年(1894~95)の日清戦争に従軍し、帰国後、制作された《明治二十七八年戦地記録図》など、芳翠の記録画の数々が並びます。 最後に芳翠晩年の代表作である《唐家屯月下之歩哨》を展示し、芳翠の生涯と画業、そして岐阜と皇室を結ぶ明治洋画の世界をご堪能いただきます。