当館の絵画コレクションは、実業家 故・鈴木始一氏が長年にわたり収集した近現代の日本画に始まります。そこには横山大観や速水御舟、小野竹喬や小倉遊亀など、明治以降に活躍した著名な画家が名を連ねています。開館から28年を経た今日、収蔵品は江戸から現代、また油彩画から版画と多彩な広がりをしてきました。本展覧会ではそれらの収蔵品より、描かれた対象に着目しご覧いただきます。多くの画家が描いてきた花鳥画、都市や四季折々の自然を切り取った風景画、対象の内面をも映し出す人物画。同じモチーフでも画家それぞれの個性の違いが感じられます。幅広い作品が並ぶ本展覧会を通じて、画家が目の前の対象に対峙し捉えた美をお楽しみください。