2025/06/25(水) - 09/16(火)
歌川豊春(1735–1814)は江戸時代の浮世絵師で、歌川派の祖。西洋の透視図法を摂取した「浮絵」を積極的に制作し、江戸・京都の名所や都市景観を精緻な遠近表現で描いた。多色摺の錦絵や版本挿絵にも携わり、風景・名所絵の展開に大きく寄与した。門下に歌川豊国・歌川豊広があり、のちの国貞(豊国三代)・国芳・広重へ至る一大勢力の基礎を築く。代表作に「浮絵江戸日本橋之図」「浮絵両国橋之図」などの都市景観シリーズが挙げられる。作品は構図の大胆さと明快…