柳幸典は、日本の現代美術を代表するアーティスト。インスタレーションやコンセプチュアル・アートを軸に、国家やアイデンティティ、資本の循環を批評的に問い直す作品で知られる。生体のアリを用いて砂の国旗を横断させる《ワールド・フラッグ・アント・ファーム》(1990–)や、《バンザイ・コーナー》(1991)、《日の丸》シリーズ、《ワンダリング・ポジション》などが代表作。第45回ヴェネチア・ビエンナーレ(1993)でアペルト賞を受賞。瀬戸内の犬島では、廃銅精錬所を舞台とした恒久的なサイトスペシフィック作品群(犬島精錬所美術館)を展開し、産業遺産、環境、文学的モチーフを横断する実践で国際的評価を確立している。作品は国内外の主要美術館に収蔵。
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