町田尚子は、日本の絵本作家・画家。緻密な描写と静かな物語性で知られ、とりわけ猫を主題にした作品で高い評価を得る。代表作『ネコヅメのよる』は独自の世界観でロングセラーとなり、竹下文子・作との共作『なまえのないねこ』では日本絵本賞大賞を受賞。京極夏彦・作『いる』(怪談えほん)など、物語性の強い挿画も手がける。柔らかな光と毛並みの質感を生かした写実と、余白や静けさを活かす構図が特徴。絵本原画展などで作品を発表しつつ、児童書の装画やポスター、書籍表紙など活動は多岐にわたる。猫を通じて“身近な不可思議”を捉える視点が一貫しており、子どもから大人まで幅広い読者に支持されている。

