セーヴル(フランス国立セーヴル製陶所/Manufacture nationale de Sèvres)は、18世紀にヴァンセンヌで創設され、1756年にパリ近郊セーヴルへ移転した国立の磁器制作機関。王立工房として軟質磁器を発展させ、のちに硬質磁器へ移行。深い発色の「セーヴル・ブルー」など独自の釉色、精緻な金彩・絵付で知られ、王侯貴族の食器サービスや大型花瓶などを制作した。ロカイユ様式から新古典主義まで多様な意匠で、美術家や工房彫金師と協働。現在も現代アーティストと共同制作を行い、ミュゼ・ナショナル(セーヴル陶磁美術館)を併設。2010年にはリモージュとともに「セラミック都市」を構成し、歴史と現代の陶磁表現を架橋している。代表例に王室用食器サービスや装飾花瓶群がある。
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