松井冬子は、日本画を基盤に現代的主題を描くアーティスト。東京藝術大学日本画専攻で学び、同大学で博士号(美術)を取得。絹本や岩絵具など伝統的技法を用い、女性の身体、外傷(トラウマ)、病理、妖怪・幽霊譚、九相図などの図像を精緻な筆致で構成する。美と死生観、見ることの暴力性をめぐる視覚言語により、近代以降の女性表象を批評的に再編する点で高く評価されている。国内外の展覧会で発表を重ね、現代日本画の表現領域を拡張する代表的作家として位置づけられる。代表作は人体の損壊と記憶の残滓を凝視させる大作群。
作品
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