2025/04/12(土) - 06/15(日)
松村呉春(1752–1811)は江戸時代中後期の画家。号は月渓。与謝蕪村に学んで南画・俳画の素養を得たのち、円山応挙に師事して写生に基づく写実性を吸収し、京都で四条派を形成した。文人画の瀟洒さと応挙流の自然観察を融和した温雅で抒情的な筆致を特色とし、山水・花鳥・人物と幅広く制作。代表作に「山水図屏風」「四季花鳥図」「布袋図」などが知られる。四条河原町を拠点に後進を育て、近世京都画壇の主流を築いた。