内藤礼は、日本の現代美術家。光や水、空気、重力など最小限の要素を用い、存在の根源やいのちの気配に触れる繊細なインスタレーションで知られる。鑑賞者が静謐な空間に身を置く体験を重視し、場との関係に即したサイトスペシフィックな制作を行う。代表作に、建築家・西沢立衛と協働した豊島美術館「Matrix」(2010)、直島・家プロジェクト「きんざ」での恒久展示「Being Given」(2001–)がある。第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館(1997)出品。「One Place on The Earth」(1991)以降、国内外の美術館で個展を重ね、現代インスタレーション表現を代表する作家として高く評価されている。