2025/08/02(土) - 10/13(月)
水心子正秀(すいしんし まさひで、1750–1825)は江戸後期を代表する刀工で、新々刀期の祖とされる。江戸を拠点に古刀の徹底研究に基づく復古主義を掲げ、備前・相州・山城など諸伝の写しを広く制作。直刃から丁子刃まで多様な刃文を鍛え、冴えた地鉄と端正で健全な姿で高く評価された。著述と実作を通じて制作理論と鑑賞基準の整備に寄与し、近世刀工界の再興を牽引。門人に細川正義・大慶直胤らを擁し、その流れは後世まで続く。代表作には古典諸伝の特色を的確…