2025/09/12(金) - 10/21(火)
岩佐又兵衛(1578–1650)は、江戸初期を代表する絵師。初学は狩野派に触れつつ大和絵・物語絵と風俗画を横断し、細密な線描と人物の生気ある表情で独自の様式を確立した。京都で活動後、越前(現・福井)に拠点を移し、福井藩(松平家)に仕え大作を制作。通称「浮世又兵衛」として知られ、町人風俗の鋭い観察と物語絵の劇的構成により、浮世絵成立の源流に位置づけられる。代表作に「酒呑童子絵巻」「山中常盤物語絵巻」など(ともに又兵衛筆・伝来作を含む)。物…