2025/06/28(土) - 10/22(水)
名取春仙は、大正から昭和にかけて活躍した日本の版画家。新版画運動を代表する作家の一人で、歌舞伎役者を主題とする役者絵で高い評価を得た。版元・渡辺庄三郎のもとで木版多色刷による大首絵のシリーズを精力的に制作し、精緻な彫摺、雲母摺やぼかしを駆使して舞台上の緊張感と俳優の個性を鮮烈に描き出した。代表的なシリーズに「春仙似顔絵集(春仙版)」などがあり、役者肖像の復興と洗練に大きく寄与。作品は国内外の美術館に収蔵され、新版画における役者肖像の第一…