ベン・シャーン(1898–1969)は、リトアニア生まれのアメリカの画家・グラフィックアーティスト・写真家。社会正義や労働、移民問題を主題とする社会派リアリズムを牽引した。代表作に、冤罪事件を題材とした連作「サッコとヴァンゼッティ受難」(1931–32)。ニューディール期には農業安定局(FSA)の記録写真家として活動し、全米の労働と貧困の現実を撮影。公共壁画(ニュージャージー州ジャージー・ホームステッズ、ブロンクス郵便局)や戦時下の政府ポスター「This Is Nazi Brutality」(1942)も制作。太い輪郭線と平面的色彩、手書き文字の導入による明快な視覚言語で知られる。著書に『The Shape of Content』(1957)。