ホセ・ダヴィラ(José Dávila, 1974年生まれ)は、メキシコ・グアダラハラを拠点とするアーティスト。建築的思考を背景に、重力・均衡・支えといった力学を可視化する彫刻と、近代美術・デザインの図像を再解釈する写真作品で知られる。石、ガラス、コンクリート、鋼、ラチェットベルトなど異素材を組み合わせ、最小限の接点や緊張関係で成り立つ構造を提示する。代表的なシリーズに、近代建築やデザインの図版から主要要素を切り抜いて不在の輪郭を示す「カットアウト」や、重力と支点のバランスで成立する石とガラスの彫刻群がある。2017年にはロサンゼルスで巡回型のパブリックプロジェクト「Sense of Place」を発表し、都市空間における彫刻の可動性と関係性を探究した。作品は国際的な美術館・ギャラリーで広く紹介されている。