2025/01/21(火) - 03/16(日)
弘法大師空海(774–835)は、平安初期の僧で真言宗の開祖。卓越した書家として嵯峨天皇・橘逸勢とともに「三筆」に数えられ、日本書史に大きな影響を与えた。代表作に「風信帖」などの法帖があり、力強く流麗な筆致で知られる。唐で密教を学び、帰朝後は東寺を拠点に密教美術と儀礼を体系化し、東寺の「立体曼荼羅」など造像計画にも関わった。詩文や漢籍・梵語の造詣も深く、『性霊集』を編むなど文芸面でも功績を残し、仮名文化の普及にも寄与した。