2025/04/15(火) - 25(金)
貫名菘翁(ぬきな そうおう、1778–1863)は、江戸後期から幕末に活躍した書家・画家。号は海屋など。王羲之法に範を取りつつ、端正で余情ある行草・楷書を確立し、市河米庵・巻菱湖とともに「幕末の三筆」に数えられる。文人画(南画)にも秀で、山水・花鳥を中心に墨の濃淡と余白を生かした品格ある画境を示した。京都を拠点に詩書画を総合する文人的活動を展開し、多くの扁額・掛幅・冊頁を残す。書と画の双方で後進に大きな影響を与え、近代以降の書壇・南画受…