ポール・シニャック(Paul Signac, 1863–1935)はフランスの新印象派を代表する画家。ジョルジュ・スーラとともに点描(分割主義/クロモルミナリスム)を推進し、光学的混色に基づく明晰な色面とリズミカルな筆触で風景・港湾・海を主題に描いた。油彩に加え水彩でも豊かな成果を残す。理論書『ドラクロワから新印象主義へ』(1899)を著し、サロン・デ・ザンデパンダンの中心として1908年以降会長を務め運動を牽引。代表作に『フェリックス・フェネオンの肖像』(1890)、『カーポ・ディ・ノーリ』(1898)、サン=トロペの港を描く連作など。後進の画家や20世紀の色彩理論に大きな影響を与えた。
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