榛原(はいばら)は、江戸後期の1806年に日本橋で創業した老舗の和紙舗・文具店。和紙を基盤に、木版摺による千代紙、団扇、熨斗、包み紙、便箋・封筒などの意匠紙を手がけ、日本の文様美と印刷技術を活かしたデザインで知られる。江戸から明治・大正期にかけて商業デザインと美術工芸の橋渡しを担い、意匠帳や版木を含む図案アーカイブを継承・活用している。代表的な仕事に「榛原の千代紙」や意匠団扇、ぽち袋・礼状用品があり、伝統技法を基礎に現代の生活文化へ応用する取り組みも継続。展覧会や共同企画を通じ、歴史的図案の復刻と新作開発を並行して行う制作母体として評価されている。
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