Chema Madoz(チェマ・マドス)は、スペインの写真家。1958年マドリード生まれ。モノクロームの静物写真を中心に、日用品を組み替えたり、スケールや機能をずらすことで生まれる視覚的パラドックスと詩的なイメージで知られる。暗室操作に頼らず実物のオブジェを作り込んで撮影する手法を貫き、ミニマルな構成と緊密な光のコントロールで概念とユーモアを両立させる。1980年代から発表を重ね、2000年にスペイン国立写真賞(Premio Nacional de Fotografía)を受賞。主な出版に写真集『Objetos 1990–2000』ほか。作品は国際的に広く展覧・収蔵されている。