ジュリアーノ・ヴァンジは、イタリアを代表する現代具象彫刻家。フィレンツェで美術教育を受け、1950年代から活動。大理石やブロンズ、木を用い、人間像を軸に身体の量感と内面的緊張を両立させる造形で知られる。1959〜62年にブラジルで制作後、具象表現へと展開し、以降、教会空間や公共空間のための彫刻を多数手がけた。日本とも関係が深く、静岡のヴァンジ彫刻庭園美術館が大規模に所蔵・展示。代表的な仕事として、人物像を中心とする大理石およびブロンズ彫刻群、宗教建築のための祭壇・十字架・立像などが挙げられる。人間存在の普遍性を端正なフォルムに託す一貫した作風で国際的評価を得ている。
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