2025/01/25(土) - 03/16(日)
椿椿山(1801–1854)は、江戸後期の南画(文人画)を代表する画家。渡辺崋山の高弟として知られ、崋山門の中心的存在となった。水墨を基調に淡彩を重ねる花鳥画と、写実性と精神性を併せ持つ肖像画に秀作が多い。江戸を拠点に文人たちと交流し、画論・詩文にも通じた。代表作に「渡辺崋山像」や各種「花鳥図」などがあり、端正な筆致と清雅な気韻で近世文人画の到達点を示した。作品は国内美術館に所蔵され、近代以降の肖像表現にも影響を及ぼした。