松尾敏男は、日本画の分野で活躍した画家。院展(日本美術院)を中心に発表を重ね、同人として同院の運営にも関わった。古典に根差した造形感覚と現代的な色面構成を特徴とし、金地を活かした画面や、椿・牡丹など花木を主題とする作品で広く知られる。写生に基づく確かな描写と簡潔な形の対比により、静謐さと華やかさを兼ね備えた世界を確立した。代表的なモチーフに「椿」連作があり、花弁の量感ある描写と大胆な余白の扱いが高く評価されている。院展や個展で発表を重ね、日本美術院や日本画壇を牽引した存在。日本芸術院会員としても活動し、多くの後進育成に寄与した。
作品
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