2026/02/28(土) - 05/10(日)
速水御舟(1894–1935)は大正・昭和前期の日本画家。日本美術院を拠点に、花鳥・風景・静物を題材にした緻密な写実と装飾性の融合で近代日本画を刷新した。代表作に、炎に集う蛾を描いた「炎舞」(1925)や、落花の情景を大胆な構図で捉えた「名樹散椿」(1929)がある。初期は徹底した精密描写で細部に迫り、中期以降は宋元画や琳派の研究を踏まえ、岩絵具や金泥を駆使した質感表現と構図の実験性を深めた。院展を中心に発表し高く評価され、短い生涯なが…