東洲斎写楽は、江戸時代後期に活動した浮世絵師。1794〜1795年のごく短期間に、主に歌舞伎役者を描く役者絵、とりわけ顔貌を大きく捉える大首絵を集中的に制作し、版元・蔦屋重三郎から約140点を刊行した。誇張と省略を駆使した造形と鋭い心理描写で、当時の常套から逸脱する独創性を示した。代表作に「三代大谷鬼次の江戸兵衛」など。活動の詳細や正体は不明だが、19世紀末に欧米で再評価が進み、現在は国際的に高い評価を受ける。作品は各国主要美術館に所蔵され、役者肖像表現の革新者として位置づけられる。
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