2026/02/04(水) - 03/22(日)
溪斎英泉(1790–1848)は、江戸後期の浮世絵師。美人画を中心に、風景画、春画、読本・絵本の挿絵まで幅広く手がけた。繊細な髪描きや豪奢な衣装表現、粋な都市風俗の捉え方で知られ、天保期の江戸好みを反映する作風を確立。歌川広重とともに制作した風景版画「木曽街道六十九次」では、英泉が前半の宿場を担当し、写実性と叙情性を併せ持つ図で評価が高い。号は渓斎・英泉のほか、梅素亭、逸品斎などを用いた。錦絵の量産と版本挿絵の双方で活躍し、近世末期の浮…