山本二三は、日本のアニメーション界を代表する美術監督・背景美術家(1953–2023)。スタジオジブリをはじめ多くの長編作品で美術を担い、『天空の城ラピュタ』『火垂るの墓』などで美術監督を務めた。緻密な遠景描写と柔らかな光、立体感のある雲の表現で知られ、その象徴的な空は「二三雲」と称される。背景美術の技法と風景への観察を基盤に、物語世界の空気や時間を画面に定着させる表現で後進に大きな影響を与えた。作品集や講義等を通じた教育的活動も行い、2018年には長年の仕事を紹介する山本二三美術館(長崎県五島市)が開館。2023年逝去後も回顧展が各地で開催され、業績は広く顕彰されている。
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