2026/04/11(土) - 07/05(日)
石川丈山(1583–1672)は、江戸前期の文人・漢詩人・書家。武士の奉公を離れたのち京都・一乗寺に草庵「詩仙堂」を営み、自ら設計に関わった書院建築と枯山水庭園で知られる。朱子学に基づく漢詩で高名を博し、『丈山詩集』などを残す。おおらかで清澄な筆致の書は茶の湯でも尊ばれ、詩・書・造園を横断する総合的な美意識を体現した。詩仙堂の庭は遣水や竹の添水(ししおどし)を取り入れ、四季の趣と聴覚的効果を生かした意匠が特徴で、近世の数寄・文人文化に大…