斎藤義重(1904–2001)は、日本の前衛美術を牽引した抽象作家。1930年代からベニヤ板など工業素材を用いたレリーフやアッサンブラージュに取り組み、平面と空間の関係、形態の切断と重層化を通じてミニマルかつ構成的な表現を切り拓いた。戦後は木材・鉄・塗装面による幾何学的構成や立体へ展開し、黒や赤の強い色面と鋭いエッジで知られる。1950年代後半には具体美術協会の展覧会に参加し助言者として関わるなど、前衛動向に影響を与えた。多摩美術大学で後進を教育し、多くの作家に影響を及ぼす。国公立美術館で回顧展がたびたび開催され、戦前から戦後に至る日本抽象美術の基盤を築いた代表的存在。代表作は「作品」シリーズ群。
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