2026/04/11(土) - 05/10(日)
渡辺始興(1683–1755)は、江戸中期に京都で活躍した琳派の絵師。尾形光琳の後継者の一人としてその様式を受け継ぎ、意匠性の高い装飾画を展開した。金銀地に草花・禽鳥・物語図を配する屏風・襖絵・扇面などを多く制作し、たらしこみや大胆な省略とリズムある面構成で知られる。光琳没後の京都において琳派の美意識を継承・普及させ、近世装飾画の発展に寄与した。代表作として「四季草花図屏風」や花鳥・草花を主題とする屏風・巻子類が伝わる。