ヤン・レニツァ(Jan Lenica, 1928–2001)は、ポーランドを代表するグラフィックデザイナー/ポスター作家、アニメーション作家。ポーランド・ポスター派の中核として、オペラや演劇のポスターで比喩性の高いビジュアルと言語感覚を融合させた独自の美学を確立した。アニメーションでは切り絵やコラージュを用いた手法で知られ、ヴァレリアン・ボロヴィチクと共作した『家(Dom, 1958)』のほか、『迷宮(Labirynt, 1963)』『A(1965)』『Ubu et la Grande Gidouille(1976)』などを発表。シュルレアリスム的イメージと社会風刺を特徴とし、アヌシー国際アニメーション映画祭などで受賞。フランスやドイツでも制作・教育活動を行い、欧州の視覚文化に大きな影響を与えた。