歌川芳員(Utagawa Yoshikazu)は、江戸後期から明治初期に活動した歌川派の浮世絵師。歌川国芳の門下で、嘉永〜明治初頭(おおむね1850〜1870年代)に錦絵を盛んに制作した。開港期の「横浜絵」を代表する作家の一人で、居留地の外国人や異国風俗、蒸気船・鉄道といった近代技術を主題とする作品で知られる。三枚続の大判や合戦図、武者絵、風景、美人画、相撲絵など幅広い分野を手がけ、開国期の視覚文化における外国表象の形成に大きく寄与した。代表的には、横浜居留地の生活や各国人物像を描いたシリーズ作品群が挙げられる。
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