2025/12/13(土) - 2026/01/12(月)
井上安治(1864–1889)は、明治期に活躍した浮世絵師。小林清親に学び、「探景(たんけい)」の号を用いた。木版多色刷による東京の風景・風俗を主題とし、近代都市の夜景や雨・霧・灯火の効果を強調する「光線画」で知られる。鉄道や橋梁、川辺、花火など文明開化期の情景を鋭い明暗表現で描き、三枚続の大判作品も手がけた。短命ながら1880年代に精力的に制作し、作品はボストン美術館や大英博物館などに所蔵されている。代表的な活動分野は版画(浮世絵・風…