ゼバルト・ベーハム(本名ハンス・ゼバルト・ベーハム)は、16世紀ドイツの版画家・挿絵家。ニュルンベルクで修業し、のちにフランクフルトを拠点に活動。兄弟のバルトル・ベーハムらとともに「リトル・マスター」の代表的存在として、小型ながら極めて精緻な銅版・木版・エッチングを多数残した。宗教・寓意・風俗・農民生活・装飾図案を主題に、書籍挿絵や工芸のためのオーナメント設計、トランプ図案にも携わる。主要作に『農民の饗宴』『放蕩息子』『アダムとイヴ』『月の労働』など。1525年に宗教的見解をめぐりニュルンベルクを追放されるが、以後も制作を継続し、ドイツ・ルネサンス版画の発展に大きく寄与した。
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