黒田清輝(1866–1924)は、日本近代洋画を牽引した画家。17歳で渡仏しラファエル・コランに師事、外光表現と明るい色調を習得して帰国した。1896年に久米桂一郎らと白馬会を結成し、東京美術学校で西洋画教育を刷新。文展の審査・運営にも深く関与し、制度面からも近代美術の基盤形成に寄与した。人物・風景を中心に、写実性と装飾的構成を調和させた画風で、日本の視覚文化に大きな影響を与える。代表作に「朝妝(Morning Toilette)」「湖畔」「智・感・情」「舞妓」など。晩年まで帝国美術院の中核として後進を育成した。