タピオ・ヴィルカラ(1915–1985)は、フィンランドを代表するデザイナー/彫刻家。戦後フィンランド・デザインの中心的存在として、ガラス、木、金属にわたる造形で国際的評価を得た。イッタラで「ウルティマ・トゥーレ」「Tapio」などの名作を生み、氷や樹木など自然の感覚を精緻な加工で抽象化した表現が特色。フィンランド紙幣(1955年シリーズ)の意匠、銀器や合板彫刻、フィンランディア・ウォッカのボトルも手がける。ミラノ・トリエンナーレでグランプリを複数回受賞。作品はMoMAやV&Aなどに収蔵され、北欧モダンの象徴的存在として位置づけられる。

