中村征夫は、日本を代表する水中写真家。1970年代よりフリーとして活動し、海洋生物や海中景観に加え、海とともに生きる人々の営みまで射程に入れたドキュメンタリー性の高い作品で知られる。東京湾など都市の海を長期取材したプロジェクトや、沖縄・久高島の海を撮影したシリーズを継続し、写真集・展覧会を通じて海の多様性と環境課題を可視化してきた。代表的な写真集に『海中2万7000時間の旅』『海中顔面博覧会』など。国内外の美術館・科学館での個展、雑誌連載、講演を通じ、視覚表現と環境啓発を横断する実践を続けている。