堂本尚郎は、日本出身の画家。日本画家・堂本印象の薫陶を受けたのち、1950年代半ばに渡仏し、パリを拠点に活動した。ミシェル・タピエの紹介で国際的に知られるようになり、当初は筆触やマチエールを強調したアンフォルメル系の抽象絵画を展開。その後、構成を明快化し、幾何学的で精緻なハードエッジ/オプ・アート的傾向へと移行した。ヨーロッパと日本で個展・グループ展に参加し、美術館コレクションにも収蔵。素材感の強い抽象から緊張感ある幾何学構成へと至る変遷が特色で、戦後日本人作家のパリ派を代表する一人として位置づけられる。代表作はアンフォルメル期の物質感豊かな抽象作品群および幾何学抽象の連作。
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