2025/07/01(火) - 08/03(日)
江月宗玩は、江戸初期に大徳寺を拠点に活動した臨済宗の禅僧・書家。禅の修行に根差した端正かつ力強い筆致の墨跡(偈頌、一行書、扁額)で知られ、茶の湯の掛物として重んじられる書の典型を確立した。和漢の詩文に通じ、武家・公家・茶人との交流を通じて禅林書の美意識を広め、近世初頭の書風形成に影響を与えた。代表的な作例は寺院や美術館に所蔵され、禅僧の書=墨蹟の名品として鑑賞・研究の対象となっている。作品は清澄な余白と抑揚ある線質に特色がある。